■ ID
| 1470 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 荒川・妻沼低地と中川低地の沖積層およびその基底地形の対比
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■ 著者
| 石原武志
東京大学大学院 須貝俊彦
東京大学大学院 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本第四紀学会2011年大会、平成23年8月27日 |
■ 抄録・要旨
| 本研究では荒川低地の中・上流域と妻沼低地および中川低地を対象に、ボーリングコア等の解析から沖積層の層序および基底地形の面的分布・形成過程を対比した。その結果、荒川・妻沼低地と中川低地の沖積層基底地形の形成にはともに海面低下の影響が支配的であり、局所的に地殻変動の影響を考慮する必要があるものの、最終氷期のグローバルな海面変動の影響が平野の内陸深くまで及んだことが考えられた。すなわち、両低地では海面低下期に数段の河成段丘面が次々に段丘化し、類似した縦断面形をもつ埋没段丘面群が形成されたことが推定された。一方、沖積層序やその形成過程は両低地で大差はないものの、海進により溺れ谷となった範囲や時期は両者で大きく異なり、海面上昇に加えて河川からの土砂供給が海進の規模に大きく寄与していることが示唆された。
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